椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症があっても「痛くない」のはなぜ?
ある日、病院で「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」と診断されても、
「え?でも痛くないし、しびれもないんだけど…」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実はこれは、特別なことではありません。
画像検査で病気が見つかっても、実際に症状が出ていない人はたくさんいます。
今回は、「なぜそうなるのか?」「どうすればよいのか?」を解説していきます。
◆画像には「異常」があるのに、症状が出ていない…
病院でMRIやレントゲンを撮ったときに、「椎間板が飛び出ていますね」「脊柱管がせまくなっていますよ」と言われると、誰だって不安になります。
でも、不思議なことに――
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腰の痛みもない
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足のしびれもない
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普段の生活もふつうにできる
こんな人も、実際に多くいます。
実はこのことは、医学の世界でもよく知られている事実なんです。
◆それでも不安になるのは当たり前
「異常があります」なんて言われたら、痛みがなくても心配になりますよね。
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「いつ痛くなるのかな?」
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「動いたら悪化するんじゃ?」
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「今は大丈夫でも、将来寝たきりになったら…」
そんな気持ちになるのは、当然のこと。
身体の状態を知ったことで、逆に不安が大きくなることは少なくありません。
◆なぜ異常があっても痛くないの?
痛みやしびれの原因は、単に「構造的な異常」だけではありません。
つまり、神経がちょっと圧迫されていても、必ずしも症状が出るわけではないのです。
理由はいくつかあります:
✅ 神経がうまく順応している
体の中の神経は、ある程度の圧迫には慣れてしまう力があります。
それにより、痛みやしびれが出ないことがあります。
✅ 血流や筋肉の状態が良い
背中や腰まわりの筋肉の柔らかさや血のめぐりが良いと、症状を防いでくれます。
✅ 心の状態も関係している
ストレスが強いと痛みを感じやすくなります。逆に、気持ちが落ち着いていると、症状が軽くすむことも。
◆「今が大丈夫」でも未来は?
「今、痛くないから大丈夫」と思っていても、それがずっと続くとは限りません。
こんな生活、思い当たりませんか?
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座りっぱなしの仕事で、運動不足
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お風呂もシャワーだけで、体が冷えている
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食事も睡眠もバラバラで、疲れがたまりやすい
このような生活が続くと、体のバランスがくずれ、将来的に症状が出る可能性があります。
いわば「静かに進行するリスク」を抱えているようなものです。
◆「今できる予防」が未来を守る
いちばん大切なのは、「今のうちにできることを始めること」。
✅ 軽いストレッチを習慣に
特に、股関節や背中まわりのストレッチが有効です。
筋肉がやわらかくなると、神経への圧迫も減らせます。
✅ 立ちっぱなし・座りっぱなしを避ける
1時間に1回は立って少し歩く、背伸びするだけでも違います。
✅ 深呼吸やお風呂でリラックス
自律神経を整えることで、筋肉の緊張がやわらぎます。
睡眠の質も上がり、自然治癒力も高まります。
✅ 「気にしすぎない」ことも大事
不安でネット検索を繰り返すより、今の自分の体に集中しましょう。
◆症状がない今こそ、“整える”チャンス!
「何も症状がないから何もしない」は、もったいない選択。
むしろ今が体をいたわる絶好のタイミングです。
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朝に1分、体を伸ばす
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座るときに姿勢を正す
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寝る前に5回、深呼吸する
こんな小さなことでも、積み重ねが将来の健康を守ってくれます。
◆今の「なんともない」が、未来の元気を作る
MRIの結果や病名におびえる必要はありません。
症状がないということは、今のあなたの体ががんばってくれている証拠。
大切なのは、
「今のうちに、未来のための準備をする」
そのことに気づいた今が、まさにスタート地点です。
これからも、体と心を整えるヒントを、わかりやすくお伝えしていきます。
あなたの明日が、今日より少しでも軽やかでありますように。
また次の記事で、お会いしましょう!
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辻佳孝
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