脊柱管狭窄症と自律神経の深い関係
「脊柱管狭窄症」と聞くと、多くの方は腰の骨や神経の問題を思い浮かべると思います。確かに、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、腰痛や足のしびれ、間欠性跛行(歩いていると休まないと進めない状態)などが起こるのが代表的な症状です。
でも実は、この「神経の圧迫」は自律神経とも深い関わりがあるのです。
こんなことで困ってませんか?
脊柱管狭窄症で悩む方の多くは、こんな困りごとを抱えています。
-
足がしびれて長く歩けない
-
腰痛で夜眠れない
-
トイレが近くなったり、便秘になりやすい
-
病院では「加齢だから仕方ない」と言われる
-
薬やブロック注射をしても根本的に改善しない
症状は体だけでなく、心の不安や生活の質の低下にもつながってしまいます。
もどかしい思い…
「外出したいのにすぐ足がしびれて休まなければいけない」
「人と一緒に歩くのがつらくて気を使ってしまう」
こうした声を聞くたびに、「もっと楽に生活できる方法はないか」と感じられる方も多いでしょう。
そして実際に、自律神経の乱れが症状を強くしているケースも少なくありません。
自律神経と脊柱管狭窄症の関係
自律神経は、心臓・胃腸・血管・排尿機能などをコントロールしています。
背骨のまわりにはこの自律神経の通り道があり、脊柱管狭窄症によって神経が圧迫されると、次のような影響が出ることがあります。
-
腰や足の筋肉がこわばる(交感神経が過剰に働く)
-
血流が悪くなりしびれや冷えが強くなる
-
睡眠の質が下がり、回復力が落ちる
-
トイレの悩み(頻尿・残尿感・便秘など)が増える
つまり「足のしびれ」や「腰痛」だけでなく、自律神経を通じて全身に影響を及ぼしているのです。
解決策:自律神経を整える工夫
症状をやわらげ、生活を改善するためにできることがあります。
1. 姿勢を正す
猫背や反り腰は神経の圧迫を強めます。椅子に座るときは背筋を軽く伸ばし、腰にタオルを当てて支えると楽になります。
2. 深い呼吸を意識する
腹式呼吸で横隔膜を動かすと、副交感神経が働きやすくなり、筋肉の緊張や痛みが和らぎます。
3. 軽い運動を続ける
ウォーキングやストレッチで血流をよくすると、神経の回復を助けます。無理せず「気持ちよく動かせる範囲」で行いましょう。
4. 睡眠環境を整える
硬めのマットレスや低めの枕を使うと、背骨のバランスが保ちやすくなります。夜の眠りは自律神経を整える最大の回復時間です。
5. 心のストレスを減らす
ストレスが強いと交感神経が優位になり、痛みやしびれを悪化させます。趣味やリラックスできる時間を大切にしましょう。
悪化する前に…
「今はまだ歩けるから大丈夫」と思っていても、脊柱管狭窄症は進行性です。
-
歩行距離がどんどん短くなる
-
排尿や排便のコントロールが難しくなる
-
筋力低下で寝たきりに近づく
こうなる前に、生活を整えることが何よりも大切です。
小さな一歩から
まずは今日からできることを一つ選んでやってみましょう。
-
椅子に座るときに姿勢を意識する
-
朝起きたら深呼吸を5回する
-
夜はスマホを早めにやめて眠りを深くする
この小さな一歩が、未来の大きな安心につながります。
明るい未来のために
脊柱管狭窄症で悩んでいても、自律神経を整えながら体をケアすることで、
-
「また散歩を楽しめるようになった」
-
「夜ぐっすり眠れるようになった」
-
「旅行に行けるようになった」
そんな喜びの声も実際に多く聞かれます。
大切なのは「できることを今から始める」こと。
体は必ず応えてくれます。
次回は「脊柱管狭窄症と呼吸の関係」についてさらに深掘りしていきます。ぜひまた読みに来てくださいね。
問い合わせ先
•住所:岸和田市土生町3−15−24 Mフラット201
•電話番号:072-447-9370
↑↑↑ こちらから!
•営業時間:
火曜日~金曜日 /
10時00分~13時00分
14時00分〜19時00分
土曜日 / 10時00分〜16時00分
日曜日 / 9時00分〜12時00分
月曜日 / 休診日
DRT岸和田駅前整体院
辻佳孝