脊柱管狭窄症の方が背骨を整えるべき科学的根拠
脊柱管狭窄症と聞くと、多くの方が
「もう骨がつぶれているから良くならないのでは?」
「背骨の形が変わっているから整えても意味がないのでは?」
と思ってしまいます。
しかし実際には、
背骨を整えることで症状が軽減したり、歩ける距離が伸びたり、痛みやしびれが減っていくケースは多数あります。
これは “気のせい” や “一時的なラクさ” ではなく、
医学的・生理学的に説明のつく現象です。
ではその根拠を一つずつ整理していきます。
■ 1. 神経の圧迫は「骨」よりも「周囲の組織」で起きているケースが多い
脊柱管狭窄症の原因は“骨が狭くなったから”と説明されがちですが、
実際に神経を圧迫しているのは次のような組織です。
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椎間関節の炎症
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靭帯の肥厚
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椎間板の硬化
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筋肉の緊張
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血管の圧迫
つまり、骨そのものが神経を押しているわけではないことが多いのです。
背骨を整えることで、
✓ 筋肉の緊張が取れる
✓ 靭帯の張りが減る
✓ 椎間関節の炎症が落ち着く
結果として 神経の圧迫が軽減するため、症状が改善しやすくなります。
■ 2. 脊柱管は「しなる構造」なので背骨の動きが回復すると余裕が生まれる
背骨は一本の棒ではありません。
24個の椎骨が連動して“たわみながら”動く構造になっています。
ところが、狭窄症の方の背骨は、
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動きがカチカチ
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反り(前弯)が弱い
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骨盤が後傾している
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背中が丸く呼吸が浅い
という状態になり、脊柱管が最も狭くなる姿勢を固定化したまま生活しています。
背骨が整うと、
✓ 腰椎の前弯が回復
✓ 1つ1つの椎骨が動く
✓ しなりが戻る
✓ 脊柱管のスペースに“ゆとり”が生まれる
その結果、症状が軽減することが医学的に説明できるのです。
■ 3. 背骨が整うと「神経の血流」が改善し痛み・しびれが和らぐ
あまり知られていませんが、
神経も血流不足で痛くなります。
狭窄症の方は、神経根や馬尾神経の血流が低下しやすく、
軽い圧迫でも“酸欠状態”になり、痛みやしびれが強く出ます。
背骨が整うことで、
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筋肉の余分な圧迫が減る
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血管のねじれが解消する
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神経周囲の血流が改善する
結果として 神経の酸欠状態が回復し、症状が和らぐ のです。
これは研究論文でも報告されている、確かな生理学的メカニズムです。
■ 4. 自律神経の改善が炎症を抑え、回復スピードを上げる
重症の脊柱管狭窄症の方ほど、
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睡眠の質が悪い
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呼吸が浅い
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ストレスで交感神経が過剰
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全身が緊張状態
という特徴があります。
交感神経が過度に働くと、
● 血管収縮
● 痛みの増幅
● 炎症の悪化
● 回復力の低下
といった悪循環になります。
背骨を整えると副交感神経が働きやすくなり、
✓ 深い呼吸になる
✓ 筋肉がゆるむ
✓ 炎症が納まりやすくなる
✓ 痛みの感受性が下がる
という変化が起きます。
つまり、
自律神経の面からも背骨ケアは理にかなっているのです。
■ 5. 姿勢の改善で「歩ける距離」が伸びる科学的理由
脊柱管狭窄症の代表的な症状である「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」
これは立っているだけ・歩くだけで神経に負担がかかり、しびれ・痛みで歩けなくなる症状です。
背骨を整えることで、
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骨盤が起きる
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腰椎が本来のカーブに戻る
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足の運びがスムーズになる
-
神経の血流が維持される
その結果、
歩ける距離が明らかに伸びていきます。
これは実際の臨床でも頻繁にみられる変化です。
■ 背骨を整えることは狭窄症改善の「論理的で安全なアプローチ」
脊柱管狭窄症は、
「もう歳だから」「骨が変形してしまったから」と諦められがちですが、
現実には背骨を整えることで改善する理由がしっかり存在します。
✔ 神経の圧迫は骨以外の組織が原因
✔ 背骨がしなれば脊柱管に余裕が生まれる
✔ 神経の血流が改善する
✔ 自律神経が整い炎症が軽減する
✔ 姿勢が変われば歩ける距離が伸びる
これらはすべて科学的な根拠のある事実です。
背骨は“治るための土台”
背骨を無視して狭窄症は語れません。
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