脊柱管狭窄症と日常生活で気をつけたい工夫
「歩きたいのに足がしびれて休まないと進めない」
「立ちっぱなしでいると腰が痛くなる」
そんなお悩みを抱えている方はいませんか?
これは脊柱管狭窄症に見られる典型的な症状です。神経が圧迫されることで腰痛や足のしびれ、歩行障害が起こり、日常生活にも大きな影響を与えます。
しかし、工夫次第で症状を軽くしたり進行を防いだりすることができます。
こんなことないですか?
脊柱管狭窄症の方は次のような悩みを抱えがちです。
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歩行距離が短く、外出が億劫になる
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足のしびれで階段の上り下りがつらい
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長時間の立ち仕事や家事が続けられない
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睡眠中も腰や脚の違和感で眠れない
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病院で「加齢だから仕方ない」と言われ希望を失う
諦めないで!
「もう年だから仕方ない」と言われてしまうと、不安やあきらめの気持ちが強くなってしまいますよね。
でも、本当はまだできることがたくさんあります。
姿勢や生活習慣のちょっとした工夫が、神経の負担を減らし、自律神経のバランスを整えることにつながります。
日常生活でできる工夫
ここからは、今日から取り入れられる工夫をご紹介します。
1. 姿勢を整える
猫背や前かがみ姿勢は脊柱管を狭くします。
椅子に座るときは、腰を深くかけて背筋を伸ばすことを意識しましょう。スマホや読書も前のめりにならないよう注意が必要です。
2. 長時間同じ姿勢を避ける
同じ姿勢を続けると神経が圧迫されやすくなります。
30分に一度は立ち上がって軽く体を動かす習慣をつけると良いでしょう。
3. 股関節と太ももを柔らかくする
太ももの裏(ハムストリングス)や股関節周りが硬いと、腰に負担が集中します。軽いストレッチを習慣化することで歩行がスムーズになります。
4. 体幹を安定させる
腹筋や背筋を無理のない範囲で鍛えると、背骨の支えが安定します。
「お腹を軽く引っ込める」だけでも体幹が意識できます。
5. 深い呼吸を意識する
浅い呼吸は交感神経を優位にし、筋肉の緊張や血流の悪化につながります。
ゆっくり吸って、ゆっくり吐く深呼吸で自律神経を整えましょう。
6. 睡眠環境を整える
柔らかすぎる布団や高すぎる枕は腰に負担をかけます。体に合った寝具を選ぶことで、夜の回復力が高まります。
楽観軽視は危険!
もし「そのうち良くなるだろう」と放置してしまうとどうなるでしょうか。
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歩行距離がますます短くなる
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日常生活が制限され、外出や趣味を失う
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筋力が落ちてさらに症状が悪化する
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最終的に手術が必要になる
脊柱管狭窄症は進行性の病気でもあります。だからこそ「まだ動けるうち」に生活の工夫を始めることが重要です。
小さなことから…
今日からできることは小さなことでもかまいません。
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1日5分のストレッチを続ける
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座る姿勢を意識する
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呼吸を深める習慣をつける
こうした積み重ねが、将来の歩行能力を守る大きな力になります。
明るい未来のために
脊柱管狭窄症だからといって、人生が制限されるわけではありません。
生活を工夫し、体をケアすることで「また旅行に行けた」「散歩を楽しめるようになった」という方もたくさんいます。
大切なのは、「今できることから始めること」です。
小さな積み重ねが、将来の大きな安心につながります。
次回は「脊柱管狭窄症と自律神経の深い関係」についてお伝えします。どうぞ楽しみにしていてください。
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辻佳孝