脊柱管狭窄症と呼吸の関係 〜背骨と自律神経のつながり〜
脊柱管狭窄症と聞くと「腰の痛み」や「足のしびれ」が思い浮かぶ方が多いと思います。
しかし実は、呼吸の質とも深い関係があることをご存じでしょうか?
こんなことで困ってませんか?
脊柱管狭窄症の方からは、次のような悩みをよく伺います。
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腰痛や足のしびれで長く歩けない
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背中が丸まり呼吸が浅い
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夜に息苦しさを感じて眠りが浅い
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慢性的な疲労感が抜けない
つまり「神経の圧迫による症状」に加え、「呼吸の乱れ」が全身に悪影響を及ぼしているのです。
その悩みは体力不足ではありません
「少し歩くだけで息切れする」
「深呼吸したいのに胸が広がらない」
このような悩みは単なる体力不足ではなく、脊柱管狭窄症による姿勢の崩れや自律神経の乱れが関係しているケースも少なくありません。
呼吸と脊柱管狭窄症の関係
呼吸は胸だけでなく、背骨や骨盤の動きとも連動しています。
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姿勢が崩れると横隔膜が動きにくくなる
→ 浅い呼吸になり、酸素が全身に行き渡りにくい -
呼吸が浅いと交感神経が優位に傾く
→ 筋肉が緊張し、腰痛やしびれが悪化しやすい -
血流や代謝が落ちる
→ 神経の回復が遅れ、疲労感が強くなる
つまり、「呼吸の浅さ」が脊柱管狭窄症をさらに悪化させる要因になるのです。
呼吸を整える工夫
症状を和らげ、体の回復を助けるには「呼吸の改善」が欠かせません。
1. 腹式呼吸を取り入れる
おへその下に手を当て、鼻から息をゆっくり吸ってお腹をふくらませます。
吐くときは口から長く吐き、腹筋を軽く使ってお腹をへこませましょう。
2. 背筋を伸ばす習慣
猫背は横隔膜の動きを妨げます。椅子に座るときは腰にタオルを当てて骨盤を立て、胸を軽く開くように意識しましょう。
3. 呼吸ストレッチ
両手を頭の後ろで組み、息を吸いながら胸を開き、吐きながら力を抜きます。これを数回繰り返すだけで、呼吸が深くなります。
4. 睡眠前の呼吸リセット
布団に入ったら「4秒吸って、6秒吐く」呼吸を繰り返します。副交感神経が働き、眠りやすくなります。
このままだと…
もし呼吸が浅いまま放置すると…
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睡眠の質が悪くなり回復できない
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慢性的な疲労で外出が減る
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自律神経の乱れで血圧や内臓機能にも影響
「歩けない」「眠れない」「疲れが取れない」という負の連鎖に陥る危険があります。
小さな習慣から!
今日からできる小さな習慣を始めましょう。
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朝起きたら3回の深呼吸
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椅子に座ったら一度背筋を伸ばす
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夜寝る前に腹式呼吸
これだけでも、自律神経が整い、体は少しずつ変わっていきます。
明るい未来
脊柱管狭窄症と向き合いながら呼吸を整えていくことで、
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「また散歩が楽しくなった」
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「夜ぐっすり眠れるようになった」
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「体が軽く、前向きに過ごせる」
そんな未来が待っています。
脊柱管狭窄症は“体の不調の終わり”ではなく、“健康を取り戻すきっかけ”になるのです。
次回は「脊柱管狭窄症と食習慣の関係」について深掘りしていきます。ぜひ楽しみにしていてください。
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辻佳孝