なぜ動かない？五十肩の原因とおうちでできる工夫
「肩が痛くて、髪もとかせない…」
「洋服を着るときに腕が上がらない…」
「夜、肩がズキズキして眠れない…」
それ、もしかしたら五十肩かもしれません。
五十肩は、40代後半〜60代にかけてよく見られる肩のトラブルです。
でも、なぜ急に肩が動かなくなったり、痛くなったりするのでしょうか？
今日は「五十肩の原因」と「おうちでできる対策」についてお話しします。
◆ 突然やってくる肩の不調
五十肩とは、肩関節のまわりに炎症が起こって、動かしにくくなる病気です。
正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。
五十肩のよくある症状はこんな感じ
-
腕を上にあげようとすると痛い
-
背中に手が回らない
-
夜になると痛みが強くなる
-
痛くて寝返りができない
-
洋服の脱ぎ着がつらい
何もしなくてもズキズキとした痛みがあることもあり、
日常生活にも支障が出てしまいます。
◆ まわりにはなかなか伝わらないつらさ
見た目は元気そうに見えるから、家族や職場の人にわかってもらえず…
何を隠そう私自身も40代で経験しました（冷や汗）
「それくらい我慢すれば？」
「ちょっと動かせばよくなるでしょ？」
そんなふうに言われてしまい、つらさを抱えたまま過ごしている人も多いのです。
でも、痛みを我慢すると、かえって治りにくくなることもあるのです。
◆ 五十肩の原因を知ることが第一歩！
五十肩のはっきりした原因は、まだすべては解明されていません。
でも、多くの場合、次のようなことが関係していると考えられています。
1. 加齢による変化
肩のまわりの筋肉や腱が年齢とともにすり減ったり、弱くなったりします。
特に肩関節はよく動かす場所なので、負担も大きいのです。
2. 運動不足・同じ姿勢のくり返し
パソコンやスマホを長時間使っていると、肩や首の筋肉がこり固まることがあります。
運動不足になると血流が悪くなり、炎症が起きやすくなるのです。
3. 自律神経の乱れ・ストレス
精神的なストレスや睡眠不足は、自律神経のバランスを崩します。
自律神経が乱れると、血流や回復力も落ちて、炎症が長引くことも。
◆ 放っておくと「固まって動かなくなる」ことも…
「痛いから動かさないでおこう」
そう思って何もしないでいると、肩の可動域（動く範囲）がどんどん狭くなり、
まったく動かなくなってしまうこともあります。
これを**「凍結肩（とうけつかた）」といい、回復までに1〜2年以上かかる**ことも。
動かさないと、筋肉は衰え、さらに回復しづらくなってしまうんです。
◆ 今日からできる五十肩対策！
では、どうすれば五十肩の痛みをやわらげ、悪化を防げるのでしょうか？
おうちでできる簡単な工夫を紹介します！
1. 急な痛みがあるときは「冷やす」
発症初期や痛みが強いときは、冷たいタオルや保冷剤で肩を冷やすと炎症を抑えられます。
-
1回10〜15分、1日2〜3回が目安
-
氷を直接当てるのは避けましょう
2. 痛みが落ち着いてきたら「温めて血流アップ」
ある程度炎症が治まったら、今度は温めて血流を良くするのが効果的です。
-
お風呂で肩までしっかりつかる
-
温湿布やカイロで肩を温める
※痛みが強いうちは無理に温めないでください
3. 無理のない範囲でゆっくり動かす
まずは安静からスタートです！痛いのを無理に動かすと更に悪化します。痛みが引けば…
「ちょっとだけ動かす」ことで、可動域を保ち、回復を早めることができます。
-
壁に指を這わせて腕をあげる運動
-
ペットボトルを持って腕を前後にゆらす運動
※痛みが強いときは無理に動かさず、専門家に相談しましょう
◆ あせらず向き合えば、五十肩は治ります！
五十肩は、「一時的なもの」です。
ちゃんとケアすれば、多くの人が半年〜1年ほどで回復します。
-
あせらず
-
こわがらず
-
少しずつ
-
動かしながら
自分の体と向き合ってあげれば、きっと元のように動かせる日が戻ってきます
次回は「五十肩を予防する毎日のストレッチ」についてご紹介します！
体を大切にしながら、一緒に元気を取り戻していきましょう！
問い合わせ先
•住所：岸和田市土生町3−15−24 Mフラット201
•電話番号：072-447-9370
↑↑↑ こちらから！
•営業時間：
火曜日～金曜日 /
10時00分～13時00分
14時00分〜19時00分
土曜日 / 10時00分〜16時00分
日曜日 / 9時00分〜12時00分
月曜日 / 休診日
DRT岸和田駅前整体院
辻佳孝
フォロー、お願いいたします
