肩甲骨がゴリゴリ鳴る?その「こり」、本当に肩甲骨はがしで大丈夫?
「肩甲骨のあたりがゴリゴリいって気持ち悪い」
「肩こりがひどくて、肩甲骨はがしに行ってみたけど…すぐ元通り」
そんな経験、ありませんか?
最近よく耳にする「肩甲骨はがし」。
確かにスッキリした気分にはなれます。でも実は、それだけでは本当の原因は解決していないこともあるんです。
今回は、「肩甲骨まわりのゴリゴリ・こり」について、なぜ起こるのか、そしてどうすれば本当の意味で改善できるのか、わかりやすくお話ししていきます。
□ 肩甲骨まわりの「ゴリゴリ」ってなに?
まず、「肩甲骨」とは背中の上のほうにある大きな三角形の骨のこと。左右に1つずつあります。
この肩甲骨のまわりにある筋肉が固くなったり、筋膜(きんまく:筋肉を包んでいる膜)がねじれたりすると、動かすたびに「ゴリゴリ」「バキバキ」と音がしたり、重だるさを感じるようになります。
これは、筋肉のコリや血流の悪さ、そして姿勢のくせなどが原因になっているんです。
□ 肩甲骨はがしをしてもまた戻るワケ
最近、「肩甲骨はがし」という言葉が流行していますよね。
ストレッチや整体で肩甲骨を動かし、コリをとる方法です。
やってみるとスッキリ!という声も多いです。
でも、「すぐにまたゴリゴリする」「また重くなる」と言う人も少なくありません。
それは、根本的な原因が肩甲骨だけではないからです。
本当の原因は…
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長時間のスマホ・パソコンで首が前に出る「猫背姿勢」
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呼吸が浅くなっている
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骨盤の歪みや、体の重心バランスのくずれ
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筋膜のねじれや体の使い方のクセ
つまり、肩甲骨まわりをゆるめるだけでは、すぐに戻ってしまうんですね。
□ 本当に大切なのは「全身のつながり」
肩甲骨は、腕・背中・首・胸・腰…いろんなところとつながっています。
肩甲骨の動きが悪くなると、肩こりだけじゃなく、
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頭痛
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首の痛み
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目の疲れ
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腰の重だるさ
など、全身に不調が出てしまうことも。
だから、肩甲骨をラクにするためには、
全身のバランスを整えることが大事なんです。
□ じゃあ、どうしたらいいの?
今日からできる、かんたんなケアをいくつか紹介します。
● 姿勢を見直そう
まず、イスにすわったとき。
背中が丸くなって、アゴが前に出ていませんか?
そのままの姿勢だと、肩甲骨の動きがギュッと固まってしまいます。
ポイントは…
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背筋をのばして、アゴは引きぎみに
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足の裏はしっかり床につける
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スマホをのぞきこまない
これだけでも肩まわりがスーッと軽くなる人もいますよ。
● 深呼吸をしてみよう
呼吸が浅いと、胸の筋肉や肩甲骨まわりも固くなります。
5秒かけて鼻から息を吸って、
7秒かけて口からフーッと吐いてみましょう。
これを1日3回やるだけでも、血流がよくなり、肩こりがラクになることもあります。
● 肩甲骨を「はがす」より「ゆるめる」
ゴリゴリ押すよりも、やさしく大きく肩を回したり、肩甲骨を前後に動かすストレッチの方が効果的です。
寝る前に1分だけでもいいので、
「ゆっくり」「ていねいに」「リラックスしながら」動かすことを意識してみてください。
□ そのままにしておくとどうなるの?
肩甲骨のコリを放っておくと、
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頭痛がひどくなる
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寝つきが悪くなる
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呼吸が浅くなって疲れがとれにくくなる
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自律神経が乱れて、イライラしたり落ち込んだりしやすくなる
そんな悪循環におちいってしまうことも…。
「ちょっとくらい平気」と思わずに、今のうちから体をいたわってあげることが大切です。
□ 明るい未来はあなたの肩にある
肩甲骨のゴリゴリも、コリも、
あなたの体からの「そろそろ休ませて〜」というサインかもしれません。
無理にがんばるよりも、
ほんの少し体をゆるめる時間をつくること。
深呼吸すること。
姿勢に気をつけること。
それだけで、肩の重さがスーッと軽くなってくるはずです。
今日からできることを、ひとつだけでもやってみましょう。
そして、また明日の自分に「よくがんばったね」と声をかけてあげられますように。
次回も、体を大切にするヒントをお届けします。
また読みたくなるような、やさしい話を用意しておきますね。
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辻佳孝
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