自律神経と姿勢の深い関係 〜背骨が整うと心も元気になる〜
こんにちは。岸和田市で整体をしております辻です。
前回は「季節の変わり目に体調を崩さないためのコツ」をお伝えしましたが、
今回はその続きとして「自律神経と姿勢の関係」についてお話しします。
「姿勢くらいでそんなに変わるの?」と思うかもしれませんが、
実は、自律神経と姿勢はとても深くつながっています。
姿勢が崩れると自律神経も乱れる?
長時間スマホを見たり、パソコン作業を続けていると、
つい背中が丸まり「猫背」になってしまいますよね。
この猫背こそが、自律神経のバランスを乱す大きな原因のひとつ。
なぜなら、自律神経は「背骨」を通って全身に広がっているからです。
背骨は、脳から出た神経が体のすみずみまで届くための“高速道路”のようなもの。
その背骨がゆがむと、神経の流れがスムーズにいかなくなり、
体の働き(内臓や血流、免疫など)に影響が出てしまうのです。
こんな悩みはありませんか?
・朝起きても疲れが取れない
・なんだか頭が重い、集中できない
・肩こりや腰痛がいつもある
・呼吸が浅くなっている気がする
・眠りが浅く、ぐっすり眠れない
これらの症状は、姿勢の悪さによる自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
姿勢が悪いと、体の重心がずれ、筋肉に余計な力が入り、
血流が悪くなって酸素や栄養が行き届かなくなります。
その結果、体がだるくなったり、疲れやすくなったりするのです。
脳と体をつなぐ「背骨」の重要性
背骨の中には「脊髄(せきずい)」という神経の束が通っています。
この脊髄から枝分かれする神経が、自律神経と深く関わっているのです。
つまり、背骨のゆがみ=神経の通り道が狭くなるということ。
そうなると、脳からの指令が体に届きにくくなり、
・胃腸の働きが落ちる
・血圧が不安定になる
・冷えや頭痛が起こる
といった「体の不調」へとつながっていきます。
呼吸と姿勢の関係も重要!
姿勢が悪くなると、胸が圧迫されて呼吸が浅くなります。
浅い呼吸は、ストレス状態をつくる「交感神経」を優位にしてしまい、
リラックスする「副交感神経」が働きにくくなります。
逆に、姿勢を正して深呼吸をすると、酸素が体のすみずみまで届き、
自然と副交感神経が活発になります。
つまり、姿勢を整えることは、呼吸を整えること。
呼吸を整えることは、自律神経を整えることにつながるのです。
⚠️ 「慣れた姿勢」が一番危険!
人は、自分の姿勢の悪さに気づきにくいものです。
「昔からこうだから」「痛くないから大丈夫」と思っている方も多いですが、
それこそが一番の落とし穴です。
姿勢の乱れは、すぐに痛みが出るわけではありません。
しかし、長い年月をかけて少しずつ積み重なり、
気づいたときには慢性的な肩こりや頭痛、めまい、不眠などの不調となって現れるのです。
自律神経を整えるための姿勢習慣3つ
では、どうすればいいのでしょうか?
今日からできる「姿勢リセット習慣」を3つご紹介します。
① 1時間に1回は立ち上がる
長時間同じ姿勢でいると、血流が滞ります。
1時間ごとに立ち上がって背伸びや軽いストレッチをするだけでも、
背骨の動きが出て神経の流れがスムーズになります。
② 座るときは「骨盤を立てる」
イスに深く座り、背筋をピンと伸ばすのではなく、
骨盤を立てる意識を持つことが大切です。
そうすることで自然と背骨のS字カーブが保たれ、自律神経も安定しやすくなります。
③ 深呼吸でリセットする
1日のうち、数回でもいいのでゆっくり深呼吸をしましょう。
背筋を伸ばし、胸を開いて呼吸を整えるだけで、脳が落ち着き、副交感神経が働きます。
姿勢が変われば、人生が変わる
「姿勢を整えること」は、ただ見た目を良くするだけではありません。
それは心と体を整える第一歩です。
自律神経が整えば、睡眠の質も上がり、集中力も高まり、
気持ちまで前向きになります。
背骨が整うと、体の“軸”が安定します。
体が安定すれば、心も落ち着いていきます。
あなたの背骨は、毎日を支える「大黒柱」です。
今日から少しずつ意識して、体の声を聴いてあげましょう。
次回は、「呼吸と自律神経のつながり」についてお話しします。
どうぞお楽しみに。
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DRT岸和田駅前整体院
辻佳孝