過敏性腸症候群と背骨の関係
「大事な予定の前になるとお腹が痛くなる」
「下痢と便秘をくり返している」
「病院では異常なしと言われたけどつらい」
このような症状に悩んでいませんか?
それは 過敏性腸症候群(IBS) かもしれません。
実はこの症状、腸だけでなく背骨の状態が深く関係していることが、臨床の現場ではよく見られます。
◆ 原因が見えないお腹の不調
過敏性腸症候群のつらさは、
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検査では異常が見つからない
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薬を飲んでもスッキリしない
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周囲に理解されにくい
という点にあります。
「気にしすぎ」「ストレスでしょ」と言われ、
ますます不安や緊張が強くなってしまう方も多いのです。
◆ がんばり屋さんほどなりやすい
過敏性腸症候群の方には、こんな特徴がよく見られます。
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まじめ
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気をつかいすぎる
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我慢強い
ストレスを外に出せず、体の中にため込んでしまうと、
腸が代わりに反応してしまうのです。
お腹の不調は、心と体からの「助けて」のサインです。
◆ 過敏性腸症候群と自律神経の関係
ストレスが続くと交感神経が優位になり、
腸の動きが早くなりすぎたり、止まりすぎたりします。
その結果、
下痢・便秘・腹痛・ガス・お腹の張りといった症状が起こります。
◆ なぜ「背骨」が関係するのか?
自律神経は、背骨の中を通る神経の通り道です。
背骨がゆがんだり、硬くなったりすると、
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神経の伝達がスムーズにいかない
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内臓への命令が乱れる
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腸のリズムが崩れる
といった影響が出てきます。
特に、
背中〜腰(胸椎・腰椎)の硬さは、腸の働きと深く関係しています。
◆ 姿勢の乱れが腸を苦しめる
長時間のスマホ・デスクワーク・猫背の姿勢が続くと、
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背骨が丸くなる
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内臓が圧迫される
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血流が悪くなる
結果として、
腸が本来の動きをできなくなってしまいます。
これは年齢や体質の問題ではなく、
日常姿勢の積み重ねによるものです。
◆ 問題を放っておく危険性
過敏性腸症候群を「そのうち治る」と放置していると、
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不安が強くなる
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外出が怖くなる
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仕事や学校に支障が出る
さらに、自律神経の乱れが慢性化し、
頭痛・不眠・めまい・肩こり・倦怠感へと広がることもあります。
腸の不調は、体全体の不調の始まりなのです。
◆ 背骨をいたわる習慣
まずは、難しいことをする必要はありません。
① 姿勢を正しすぎない
ピンと伸ばすのではなく、「楽に立つ・座る」を意識しましょう。
② 深い呼吸をする
背中をふくらませるように、ゆっくり鼻から吸って、口から吐きます。
③ お腹と腰を冷やさない
冷えは腸の大敵。腹巻きや温かい飲み物がおすすめです。
④ 同じ姿勢を続けない
30分に1回、軽く体を動かすだけでもOKです。
◆ 小さな一歩から…
過敏性腸症候群は、
「腸が弱いから」起こるのではありません。
背骨・自律神経・姿勢・ストレス
これらが少しずつ乱れた結果として、腸に出ているのです。
体を全体で見てあげることで、
腸は安心し、少しずつ落ち着きを取り戻していきます。
◆ 明るい未来へ
背骨が整い、呼吸が深くなり、
自律神経が落ち着いてくると、
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お腹の不安が減る
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外出が楽になる
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毎日が少し軽くなる
そんな変化を感じる方は少なくありません。
あなたの体には、回復する力がちゃんと備わっています。
次は「体はどう変われるのか」を、一緒に見ていきましょう。
また読みたくなる、そんなヒントを次回もお届けします。
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