【食習慣と自律神経の関係】〜食べ方ひとつで心と体が変わる〜
「疲れが取れにくい」「朝からダルい」「なんとなく気分がすぐれない」
そんなとき、つい「睡眠不足かな」「ストレスのせいかな」と思っていませんか?
実はその不調、食習慣の乱れが「自律神経のバランス」を崩しているかもしれません。
◆ 食べる時間・食べ方が乱れていませんか?
現代人の多くは、忙しさの中でつい“ながら食べ”をしてしまいがちです。
スマホを見ながら、ごはんをかきこむ。
夜遅くに食べてすぐ寝る。
朝ごはんを抜いてコーヒーだけ…。
このような食習慣は、胃や腸に負担をかけ、自律神経の乱れにつながります。
なぜなら、自律神経は「胃腸の動き」をコントロールしているからです。
食べ方が乱れると、消化器の働きが落ち、結果として
「交感神経(緊張)」と「副交感神経(リラックス)」のバランスが崩れてしまいます。
◆ 同じ食事でも“食べ方”次第で疲れる
「毎日ちゃんと食べてるのに、元気が出ない」
「夜ごはんを食べると眠くならず、寝つきが悪い」
「朝起きても胃が重たい」
このような声をよく耳にします。
実はこれも、自律神経の乱れが関係しています。
夜に食べすぎたり、脂っこいものを遅い時間に摂ると、
体は「消化モード(交感神経優位)」になり、リラックスできません。
結果として、眠りが浅くなったり、朝スッキリ起きられなかったりするのです。
◆ 自律神経を整える3つの「食習慣」
自律神経を整えるためには、「何を食べるか」よりも「どう食べるか」が大切です。
以下の3つのポイントを意識してみましょう。
①「よく噛む」ことで副交感神経を刺激
1口につき20〜30回噛むと、唾液が出て消化を助けるだけでなく、
リラックス神経である副交感神経が働きやすくなります。
“噛むこと”は心を落ち着かせるスイッチです。
②「食べる時間を整える」
朝・昼・夜の食事リズムを一定に保つことで、体内時計と自律神経が整います。
特に朝食は、体を「活動モード」に切り替える大事な信号。
パンやコーヒーだけでなく、たんぱく質(卵・味噌汁など)を加えるとより効果的です。
③「腹八分目」で終える
満腹まで食べると消化にエネルギーが使われ、
体がリラックスできずに自律神経が疲れてしまいます。
食後に「ちょっと物足りないな」と思うくらいが理想です。
◆ 食習慣の乱れが“慢性疲労”をつくる
食習慣が乱れたままだと、体は常に緊張状態になり、
消化不良、便秘、肌荒れ、倦怠感などが続きやすくなります。
さらに、胃腸の調子が悪くなると幸せホルモン「セロトニン」が減り、
ストレスを感じやすく、イライラしたり落ち込みやすくなります。
つまり、乱れた食習慣は「自律神経の不調」だけでなく「心の不調」にもつながるのです。
◆ 今日からできる“食のセルフケア”
・朝ごはんを抜かない(白湯を飲むだけでもOK)
・食事中はスマホを置く
・夜遅くに食べる場合は、消化に良いスープやおかゆにする
・「ながら食べ」をやめて、1口ずつ味わう
たったこれだけで、自律神経が安定しやすくなります。
「食べること=体と心を整える時間」として意識するだけで、
体は確実に変わっていきます。
◆ 食を整えると、人生が整う
食習慣を少し意識するだけで、
朝スッキリ目覚め、日中の集中力が上がり、夜もぐっすり眠れるようになります。
「食べ方を変えること」は「生き方を変えること」。
自律神経はあなたの“食べ方”を通して、いつも体の声を教えてくれています。
焦らず、少しずつ。
“食べる時間”を大切にすることで、心と体の調和が生まれ、
自然と笑顔が増えていくはずです。
次回は「睡眠と自律神経の関係」について、
ぐっすり眠るための“自律神経の整え方”をわかりやすくお伝えします。お楽しみに。
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辻佳孝