間違いだらけの投薬とサプリメント摂取
現代社会では、「足りないものを補う」という考え方が主流です。体調が悪いと薬を飲み、不足していると思う栄養素をサプリメントで補おうとします。しかし、この「足し算」の考え方だけでは、かえって健康を損なうリスクもあります。本記事では、特に投薬やサプリメント摂取の落とし穴について解説し、「引き算」の考え方がなぜ大切かを掘り下げます。
間違いだらけの投薬やサプリメント摂取
1.薬による栄養の欠乏
多くの薬は、その作用の過程で体内の特定の栄養素を減少させることがあります。例えば、亜鉛不足は多くの薬が引き起こす副作用の一つです。しかし、亜鉛を補えばすべてが解決するわけではありません。
2.サプリメントの過剰摂取
亜鉛を補おうとしてサプリメントを過剰摂取すると、今度は体内の銅が不足する可能性があります。亜鉛と銅は拮抗して働く性質があり、片方を摂りすぎるともう片方が減少するのです。このバランスを無視すると、思わぬ健康被害を引き起こすことになります。
3.情報の混乱と誤解
「サプリメントを飲んでおけば安心」という誤解や、インターネットや広告で流れる断片的な情報が、間違った摂取習慣を助長しています。自分の体に必要なものが何なのかを理解せずに摂取することが、さらなる不調を招く原因になっています。
コンビニ、ドラッグストア、ネットで入手しやすくなった反面・・・
日常的な疲れやストレス、体調不良を改善したいという気持ちは、誰しもが抱えるものです。忙しい生活の中で手軽に健康を維持できる手段として、薬やサプリメントに頼りたくなる気持ちはよくわかります。しかし、その裏で隠れているリスクや、本当に必要なケアが見過ごされていることが少なくありません。
引き算の考え方
健康を保つためには、「足りないものを足す」という考え方から、「余計なものを減らす」という視点にシフトすることが重要です。以下のようなステップを取り入れてみましょう:
1. まずは原因を探る
息苦しさや体調不良がある場合、まずはその原因を探ることが重要です。薬やサプリメントを始める前に、医師や専門家に相談し、必要な検査を受けることをお勧めします。
2. 自然治癒力を高める
食事、運動、睡眠といった基本的な生活習慣を見直すことが、健康の土台です。自然治癒力を活かす「引き算」の考え方は、体が本来持つ回復力を取り戻すための鍵となります。
3. バランスを意識する
亜鉛や銅といった栄養素は単独で働くわけではありません。栄養素同士のバランスを意識し、不足しているものと摂りすぎているものを調整することが大切です。
4. 安全なサプリメント選び
必要以上に多量の成分を含むサプリメントは避け、自分に合った最低限の量を摂取するよう心掛けましょう。
知らない大変!? リスクの大きさ
薬やサプリメントの「足し算」は、一見便利ですが、その裏には隠れたリスクが潜んでいます。例えば、薬が原因で栄養が不足し、その不足を補うために摂取したサプリメントが別の栄養素のバランスを崩すという「負の連鎖」が起こり得ます。
この負の連鎖に気づかないまま症状が悪化し、新たな薬やサプリメントを追加してしまうケースも少なくありません。それでは根本的な解決には至りません。
ですので、以下のポイントを押さえてみることが大切です
1.薬やサプリメントの摂取を見直そう
「今の薬やサプリメント、本当に必要?」と一度立ち止まって考えてみましょう。
2.専門家に相談しよう
自己判断だけでなく、信頼できる専門家に相談することで、自分に本当に必要なケアが見えてきます。
3.バランスを意識しよう
栄養は単独で考えるのではなく、全体のバランスを意識して摂取することが大切です。
4.自然治癒力を信じよう
体は本来、素晴らしい回復力を持っています。それを信じて、生活習慣を見直すところから始めましょう。
健康へのアプローチを見直すタイミング
薬やサプリメントに頼りすぎることなく、体本来の力を信じ、自然な方法で健康を目指しましょう。何かを「足す」よりも、「引く」ことで見えてくる健康の可能性に目を向けてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。感謝いたします。
DRT岸和田駅前整体院(辻佳孝)
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