「脊柱管狭窄症の手術、したあとは?」
〜メリットとデメリットを知って、自分らしい選択を〜
「脊柱管狭窄症」は、背骨の中を通っている神経の通り道がせまくなって、足のしびれや痛み、歩きにくさなどを引き起こす病気です。
この病気の治療として、手術がすすめられることもあります。
でも、手術をすることで良くなる部分もあれば、反対に気をつけなければいけないリスク(危険)もあります。
今回は、「術後(手術のあと)」にどんなことが起こるか、そのメリットとデメリットを、わかりやすくお伝えします。
いま不安を感じている方も、少しホッとできるようなヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
◆手術のメリット〜痛みやしびれが楽になる〜
手術には、もちろん良いところがあります。
たとえばこんなメリットがあります。
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神経の圧迫を取りのぞくことで、足のしびれや痛みが軽くなる
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歩ける距離が伸びる
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排尿や排便のトラブルが改善されることもある
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日常生活の動きがスムーズになる
「もっと早くやっておけばよかった」という方もいれば、「まだ少し不安だけど、前よりずっと楽」という方もいます。
◆でも、デメリットやリスクもある
一方で、術後に思うようにいかないこともあります。
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痛みやしびれが残る
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傷口がうまく治らない
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神経をさわることで、別の部分がしびれるようになる
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手術のストレスで、体力や気力が一時的に落ちる
特に高齢の方や持病がある方は合併症といって、ほかの病気を同時に起こしてしまうこともあります。
「手術をしたけど、期待したほど良くならなかった…」
「しびれが逆にひどくなった気がする…」
そんな声も、実際にはあります。
◆術後のトラブルが広がる“見えない問題”
ここで終わりではありません。術後の不調が続くと、日常生活だけでなく、もっと広い範囲に影響が出てきます。
日常的な問題
・歩くのがつらい
・家事ができない
・買い物にも行けない
仕事への影響
・立ち仕事がむずかしくなる
・長時間座ることもつらい
・会社を休む、やめざるをえなくなる
経済的な問題
・収入が減る
・医療費やリハビリ費用がかさむ
・生活費を削らなければならなくなる
精神的な問題
・「自分だけがつらい」と感じてしまう
・家族に申し訳ないと思ってしまう
・やる気が出なくなり、うつ状態になることも
◆どうしたらリスクを減らせるの?
手術をしない選択肢もあります。
でも、どうしても必要なときは、以下のことに気をつけましょう。
✅ 1. 手術前に「納得できる説明」を受ける
・どんな手術?
・どれくらい良くなる見込みがある?
・逆に、どんなリスクがある?
これらをちゃんと説明してくれるお医者さんを選びましょう。
✅ 2. リハビリを「がんばりすぎず続ける」
手術のあとは、リハビリ(回復のための運動)がとても大切。
痛みをかばいすぎて体を動かさないと、かえって筋力が落ちてしまいます。
✅ 3. 生活のペースを見直す
・ムリに働かない
・家族やまわりに「助けて」と言う
・できることを少しずつふやす
✅ 4. 相談することをためらわない
・リハビリの先生
・心の専門家(カウンセラーなど)
・市役所や地域の相談窓口
話すことで、心が軽くなることもあります。
◆「正解」は人それぞれ。でも、希望はあります
脊柱管狭窄症の手術は、魔法のようにすべてを解決するものではありません。
でも、自分の体と向き合い、ゆっくりと回復に向かう道のひとつでもあります。
「痛みが続いても、笑える時間がある」
「少し歩けるようになって、外に出るのが楽しみになる」
そんなふうに、小さな回復がつながって、大きな希望になることもあります。
◆あなたの明日は、今日の一歩から
手術を受けるかどうか迷っている方も、術後の不安に悩んでいる方も、今ここから始められることがあります。
✅ 自分の状態を知る
✅ 信頼できる人に相談する
✅ 生活を少し見直す
あなたの毎日は、決して「もう遅い」なんてことはありません。
体と心を少しずつ整えることで、もっと自由に動ける未来が、必ず近づいてきます。
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辻佳孝
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