姿勢と肩の関係
「最近、肩が重い」「デスクワークの後に肩がこる」「腕を上げにくい」
そんなお悩みを感じていませんか?
実はそれ、姿勢の崩れが原因かもしれません。
肩の痛みといえば「四十肩」「五十肩」「肩こり」などが思い浮かびますが、
根本には背骨のバランスが大きく関わっています。
今回は、姿勢と肩の関係、そして背骨の調整でどのように痛みが変わるのかをわかりやすくお伝えします。
■ こんなことってないですか?
肩の痛みで悩む人の多くは、次のような問題を抱えています。
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肩がこって頭痛がする
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デスクワークで猫背になってしまう
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マッサージをしてもすぐに戻る
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肩だけでなく首や背中まで重だるい
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夜、寝返りのたびに肩が痛む
一見「肩だけの問題」に見えても、実は姿勢のバランスが崩れているサインなのです。
■ 負の連鎖…
肩が痛いと、無意識に肩をかばう姿勢になります。
すると背中が丸まり、首が前に出て「アゴ出し姿勢」になってしまいます。
これが悪循環のはじまりです。
背中や首が前に傾くと、肩甲骨の動きが制限され、筋肉が緊張して血流が悪くなります。
結果、神経の伝達もうまくいかず、自律神経の乱れまで引き起こしてしまうのです。
つまり、肩の痛みは“肩だけの問題”ではなく、
姿勢・背骨・神経のバランスの乱れから起こる全身の問題なのです。
■ 軸、基礎から見直そう!
では、どうすればこの悪循環を断ち切れるのでしょうか?
答えは、「背骨のバランスを整えること」です。
① 背骨を整えることで神経の通りを良くする
背骨には、全身の神経が通っています。
姿勢が悪いと、この神経が圧迫され、肩の動きを支える筋肉が緊張してしまいます。
背骨のバランスを整えることで、神経の流れがスムーズになり、
筋肉のこわばりが自然にゆるみ、肩の可動域が広がるのです。
② 肩甲骨を動かして血流を促す
肩を支える土台である「肩甲骨」が動かなくなると、肩の動きも制限されます。
背中を伸ばして肩甲骨を寄せるような運動(肩回しや深呼吸)を行うと、
筋肉がポンプのように働き、血流とリンパの流れが改善します。
③ 姿勢を支える“体幹”を鍛える
背骨のバランスを保つためには、腹筋や背筋などの体幹の力も大切です。
イスに浅く座り、背筋をスッと伸ばすだけでもOK。
1日5分の「正しい姿勢時間」を作るだけで、肩の負担が軽くなります。
④ 呼吸を整えて自律神経を安定させる
姿勢が悪いと呼吸が浅くなり、交感神経が優位になって緊張状態が続きます。
深くゆっくりとした腹式呼吸を意識することで、
副交感神経が働き、肩の筋肉の緊張が自然にほぐれていくのです。
■ それ危機かも!?
「痛いけど、動かすともっと悪くなりそうだから放っておこう」
そう思っていませんか?
しかし、動かさないことで筋肉や関節は固まり、
可動域制限(フローズンショルダー)に進行することがあります。
また、肩の動きが悪い状態が続くと、
首・背中・腰まで負担がかかり、頭痛・めまい・手のしびれといった症状に発展するケースも。
つまり、今の肩の痛みを放置することは、
「体全体の不調の始まり」につながるのです。
■ まずは…
今日からできる簡単なケアを試してみましょう。
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背筋を伸ばして1日5回深呼吸
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イスに座るとき、背もたれにもたれすぎない
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肩甲骨をゆっくり回すストレッチ
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入浴で肩と背中を温めて血流促進
そして、もし慢性的な痛みが続くなら、
「背骨のバランスを専門的にチェック」してもらうことも大切です。
痛みの原因を“正しく知ること”が、最短の改善への道だからです。
■ 明るい未来のために…
姿勢を整えることで、肩の痛みだけでなく、
頭がスッキリし、呼吸も深くなり、疲れにくい体へと変わっていきます。
背骨はまるで「健康の柱」。
柱が整えば、家(体)全体が安定します。
肩の痛みで悩む今も、少しずつ変えていけるチャンスがあります。
次回は「呼吸と背骨の関係〜自律神経を整える深呼吸法〜」をお届けします。
あなたの体が、もっと軽く、もっと自由に動けるようになるヒントをお伝えします。
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辻佳孝








