脊柱管狭窄症と姿勢の関係とは?
脊柱管狭窄症で悩んでいる方からよく聞く声に、
「歩くと腰や足がしびれる」
「前かがみになると少し楽になる」
「姿勢が悪いせいなのか分からない」
というものがあります。
実は、脊柱管狭窄症と姿勢には深い関係 があり、日常の姿勢を見直すことで症状が大きく変わることがあります。
抱えているお悩み
脊柱管狭窄症の方が抱えている姿勢に関する悩みには次のようなものがあります。
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座っていると腰が重くなる
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立ち続けると足がしびれる
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姿勢が悪いと分かっていても直せない
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猫背や腰を反らすクセが抜けない
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寝ていても腰が落ち着かず熟睡できない
これらは単なる「姿勢の悪さ」ではなく、背骨や神経に直接的な負担をかけてしまい、症状を悪化させているのです。
気をつけているつもりが…
「気をつけよう」と思っていても、無意識に猫背になってしまったり、腰を反らして立ってしまったり…。
長年のクセや筋力低下があると、正しい姿勢を維持するのはとても難しいものです。
そのため多くの方が「姿勢を直そうと努力しても続かない」「正しい姿勢がそもそも分からない」と悩み、諦めてしまうことがあります。
その気持ちはとてもよく分かります。
正しい姿勢を取り戻すポイント
1. 骨盤の位置を意識する
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骨盤が前に傾きすぎると腰が反り、神経の圧迫が強まります。
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逆に後ろに傾きすぎると猫背になり、背骨全体に負担が広がります。
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「骨盤をまっすぐ立てる」意識が第一歩です。
2. 背骨をやさしく伸ばす
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壁に背をつけ、後頭部・肩甲骨・お尻を軽く当てると、自然な背骨のラインを感じられます。
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1日1回、数分だけでも続けることで背骨が正しい位置に戻りやすくなります。
3. 椅子の座り方を工夫する
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浅く腰かけて猫背になると、狭窄が悪化しやすくなります。
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深く腰を入れて座り、腰と背もたれの間に小さなクッションを入れると楽に姿勢を保てます。
4. 寝るときの姿勢
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仰向けで腰が反ってつらい方は、膝の下にクッションを置くと腰の反りが和らぎます。
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横向きで寝るときは、膝の間にタオルを挟むと骨盤が安定します。
5. 整体や背骨調整を取り入れる
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自分だけでは直せない姿勢のクセもあります。
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整体や背骨調整で「姿勢の土台」を整えることが、セルフケアの効果を高めます。
放置したままだと…
もし姿勢を放置したまま生活を続けてしまうと…
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神経の圧迫が強まり、歩ける距離がどんどん短くなる
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足のしびれや痛みが慢性化する
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将来的に手術を検討せざるを得なくなる
というリスクがあります。
「姿勢ぐらい大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、実はそれが症状の進行を早める原因になるのです。
今日から始めよう
今日からできることは小さな工夫で十分です。
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壁を使って背骨をリセットする
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椅子に深く座る習慣をつける
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家の中で「骨盤をまっすぐ立てる」を意識して歩く
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つらいときは無理せず、整体やリハビリに相談する
「少しだけ」でも、正しい姿勢を意識することが改善への一歩です。
明るい未来へ
脊柱管狭窄症と姿勢の関係を知り、日常で意識できるようになると、歩く距離が少しずつ伸び、腰や足のつらさも和らいでいきます。
正しい姿勢は、単なる「見た目の美しさ」だけでなく、「神経の負担を減らし、健康を守る力」にもつながります。
次回は「脊柱管狭窄症と呼吸の関係」について詳しくお伝えしていきます。
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辻佳孝