座っているときに股関節を守るコツ
「長く座っていると、腰やお尻のあたりがジワジワ痛くなる」
「立ち上がったときに、股関節が固まっていて動かしにくい」
そんな経験、ありませんか?
股関節は、脚と体をつなぐとっても大切な関節です。
歩く、走る、座る、立ち上がる――毎日の動きすべてに関わっています。
でも、実は“座っている時間”が長い人ほど、股関節に負担をかけやすくなっています。
今回は、そんなあなたの股関節をやさしく守るための「座り方のコツ」をお伝えします。
◆ 気づかぬうちに、股関節が固まっていく
デスクワークやスマホ操作など、現代人は1日に8時間以上座っていると言われています。
この“座りっぱなし”の時間が長くなることで、股関節の可動域はどんどん狭くなってしまいます。
そして…
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足が開きにくい
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立ち上がるときに股関節が引っかかる
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太ももがパンパンに張る
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腰痛や膝の痛みが出る
こうした不調が少しずつ、でも確実に進行していきます。
最初は「なんか違和感あるな…」くらいの軽い症状ですが、放っておくと変形性股関節症などの深刻なトラブルに発展することも。
◆「だらん」と座りたくなる気持ち、よくわかります
ソファでくつろいでいるときや、長時間の勉強・仕事のとき。
楽な姿勢で座りたくなるのは自然なことです。
でも、“楽そうな姿勢”が、実は股関節に一番ストレスをかけているって知っていましたか?
猫背になって腰を丸めた姿勢では、骨盤が後ろに倒れ、股関節が正しくはまらなくなります。
この状態が続くと、関節の柔軟性が落ちて、動きがぎこちなくなってしまうのです。
◆ 股関節を守る3つの座り方のコツ
では、どうすれば股関節を守れるのか?
今日からすぐできる、簡単な工夫をご紹介します。
① 骨盤を立てて座る
骨盤とは、おしりのあたりにある坐骨2点で座る!
この骨を“しっかり立てて”座ると、自然と背すじが伸びて、股関節にかかる負担が減ります。
✅ おしりの下に丸めたタオルを敷くと、骨盤が立ちやすくなります。
✅ 深く腰掛けベルトライン辺りにペットボトル(500ml)を横に挟む。
② 脚は開きすぎず閉じすぎず、90°より後ろに引く
脚をだらんと広げて座る「ぺたんこ座り」や、脚を組んで座るクセもNGです。
どちらも股関節をゆがめる原因になります。
✅ 両足は床につけ、膝とかかとは正面を向くようにする。
✅ 膝より前に投げ出さないよう90°より後ろに足を引いて座りましょう。
③ 30分に一度は立ち上がる
いくら正しい姿勢でも、長時間同じ体勢は股関節にとってよくありません。
時間を決めて、こまめに立ち上がるだけで、股関節が元気になります。
✅ ストレッチを軽く入れるのも効果的!
◆ そのままでは…「歩けなくなる未来」も
「まだ大丈夫」
「痛みは少しだけ」
そう思っているうちに、関節のすり減りは静かに進んでいきます。
股関節は、一度壊れてしまうと、自然には元に戻りません。
進行すれば手術が必要になることもあり、日常生活に大きな影響を与えます。
そうならないためにも、今から守ることが大切です。
◆ まずは“座り方”から変えてみよう
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いきなり運動を始めるのは不安…
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病院に行くほどでもない気がする…
そんな方は、まず「座るときの姿勢」を見直してみましょう。
それだけで、股関節は驚くほどラクになります。
◆ いつまでも、自分の足で歩くために
股関節を守ることは、未来の自分を守ること。
正しい座り方やちょっとした意識が、将来の元気な毎日につながります。
「歩けるって、当たり前じゃない」
そう思えたあなたは、もう一歩前に進んでいます。
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辻佳孝
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