四十肩・五十肩でお悩みの方へ
「腕を上げるとズキッと痛い」「後ろに手が回らない」「寝返りで肩がうずく」
そんな症状に心当たりはありませんか?
もしかするとそれは、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)かもしれません。
この症状は、肩の筋肉や関節、腱の動きが悪くなることで炎症が起こり、
肩の動きが制限される状態です。
ですが実は、単なる“年のせい”ではありません。
そこには「姿勢の崩れ」「血流の悪化」「自律神経の乱れ」が深く関わっているのです。
■ こんなことないですか?
四十肩・五十肩の方の多くは、次のような悩みを抱えています。
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夜、寝返りをうつと肩が痛くて目が覚める
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髪をとかしたり、服を着替えるのがつらい
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湿布や痛み止めでは良くならない
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「いつか治る」と思っていたのに、何カ月も続いている
このような状態が続くと、**日常生活の質(QOL)**が大きく下がり、
精神的にもストレスが溜まってしまいます。
■ 気をつけて!
「痛くても我慢していれば、そのうち動くようになる」と思っていませんか?
その気持ち、よく分かります。
ですが、実際の臨床では「放置して動かさなかったことで、
肩の可動域がどんどん狭くなってしまった」という方が多いのです。
四十肩・五十肩の原因は、ただの筋肉痛ではなく、
血流不足と神経の働きの乱れ(自律神経のアンバランス)にあります。
そのため、肩だけを揉んでも根本的な改善にはつながりません。
■ では!どうしたら?
では、どうすれば四十肩・五十肩を改善できるのでしょうか?
ポイントは「姿勢・血流・背骨のバランスを整えること」です。
① 背骨のゆがみを整える
背骨は、全身の神経が通る「自律神経の幹」です。
姿勢が崩れると、首や背中の筋肉が緊張し、肩への負担が増します。
背骨のバランスを整えることで、肩まわりの筋肉が自然にゆるみ、血流が改善します。
② 深呼吸で副交感神経を整える
痛みが続くと、身体は常に“緊張モード”になります。
鼻からゆっくり息を吸い、口から長く吐く深呼吸をすることで、
副交感神経が働き、筋肉のこわばりが和らぎます。
③ 温めて血流を良くする
入浴時に肩をしっかり温めたり、蒸しタオルを当てることで、
血流が促進され、炎症が落ち着きやすくなります。
ただし、急性期(痛みが強い時期)は冷やすことも必要です。
見極めが大切ですので、専門家のアドバイスを受けるのがおすすめです。
④ 肩甲骨を動かすストレッチ
肩は「肩甲骨」とセットで動きます。
腕だけを上げようとせず、肩甲骨を大きく回す意識でゆっくり動かしましょう。
無理に動かすと悪化するので、痛みのない範囲で行うのがポイントです。
■ 楽観軽視は危険!
「そのうち治るだろう」と放っておくと、
肩の関節が固まってしまう「凍結肩(フローズンショルダー)」になることがあります。
一度こうなると、数カ月〜1年以上動かしづらい状態が続き、
日常生活に大きな支障が出ます。
また、痛みをかばって姿勢が崩れることで、
今度は首・背中・腰への負担が増し、
「肩だけだった痛みが全身に広がる」ケースも少なくありません。
これは、神経・筋肉・血流の連鎖的な乱れによって起こるもの。
だからこそ、早めのケアが何より大切なのです。
■ 1日1日の積み重ね…
今日からできることを、まず一つ始めてみましょう。
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朝と夜に、ゆっくり5回の深呼吸をする
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姿勢を正して背筋を伸ばす
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湯船で肩を温める
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痛くない範囲で肩甲骨を動かす
これだけでも、肩まわりの血流と神経の通りが良くなり、
回復のスピードが上がることがあります。
無理をせず、「少しずつ、でも確実に」動かしていくことが大切です。
■ 焦らず、慌てず、騒がず
四十肩・五十肩は、時間がかかっても必ず良くなる症状です。
焦らず、体と向き合う時間をつくりましょう。
姿勢を整え、深呼吸を意識するだけで、
あなたの肩は少しずつ軽く、動かしやすくなっていきます。
「また腕が自由に動かせる日」は、きっとそう遠くありません。
次回は、「姿勢と肩の関係〜背骨のバランスで痛みが変わる理由〜」をお届けします。
お楽しみに。
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辻佳孝








