【呼吸と背骨の関係】〜自律神経を整える深呼吸法〜
「深呼吸が大事って聞くけど、どうしてそんなに大切なの?」
「呼吸と背骨が関係あるって本当?」
そんな疑問を持つ方に、今日は“自律神経を整える深呼吸のヒミツ”をお話しします。
◆ 呼吸が浅い人が増えている
最近、「息苦しい」「呼吸が浅い」「胸のあたりが重い」と感じる方が増えています。
その原因の多くは、姿勢の悪さとストレス。
長時間のスマホやパソコン作業で背中が丸くなると、肺がしっかり膨らまず、
呼吸が浅くなってしまいます。
浅い呼吸は、酸素が足りなくなるだけでなく、
心を落ち着かせる「副交感神経」が働きにくくなり、
体が常に“緊張モード”になってしまうのです。
◆ 呼吸が乱れると、心まで苦しくなる
息が浅いと、イライラしたり、集中力が続かなかったり、眠りが浅くなったりします。
「なんだか疲れやすい」「頭がボーっとする」と感じるのも、
自律神経が乱れているサイン。
私たちの体は、呼吸とともに心も動いています。
ストレスを感じると息が止まるように、
心の緊張は呼吸に表れるんです。
つまり、「呼吸を整えること=心を整えること」。
ここが、自律神経を安定させるための大切なカギです。
◆ 呼吸と背骨の関係
呼吸をするとき、胸やお腹だけでなく、背骨全体も一緒に動いています。
息を吸うとき、背骨はほんの少し反り、息を吐くときには丸くなります。
しかし、背骨が硬くなっていると、この動きが小さくなり、
肺が十分に広がらず、深い呼吸ができなくなってしまうのです。
背骨には自律神経が通っており、
呼吸の動きとともに「背骨を揺らす」ことが、自律神経を整える刺激になります。
だからこそ、呼吸と背骨の柔らかさはセットで考える必要があるのです。
◆ 自律神経を整える3ステップ呼吸法
ここでは、誰でもすぐにできる「背骨をゆるめる深呼吸法」をご紹介します。
1日たった3分でも効果的です。
① 背すじを軽く伸ばして座る
イスに浅く腰かけ、背もたれに頼らず、頭のてっぺんを軽く上に引っ張られるイメージで姿勢を整えます。
背骨がまっすぐになるだけで、空気がスッと入るのを感じられます。
② 鼻から4秒かけて息を吸う
背中・胸・お腹の順に空気を入れるように意識します。
吸うときに、背骨がゆっくりと反るような感覚を意識しましょう。
③ 口から8秒かけてゆっくり吐く
吐くときは、背骨を少し丸めるようにして、体の中のいらない空気やストレスを外へ出すイメージで。
「ふぅ〜」と優しく長く吐くのがポイントです。
この呼吸を5〜10回繰り返すと、
心拍数が落ち着き、手足がポカポカと温かくなってきます。
それが、副交感神経が働き始めたサインです。
◆ 呼吸が浅いままだと…
呼吸が浅い状態が続くと、体は常に「緊張モード」になり、
血流が悪くなり、肩こり・頭痛・不眠・動悸などの不調が起こりやすくなります。
特に背骨が硬い人は、呼吸とともに働く筋肉(肋間筋・横隔膜)もこわばり、
結果的に自律神経のバランスを崩してしまいます。
「たかが呼吸」と思わず、
「呼吸=命のリズム」と考えて、大切にしてあげてください。
◆ 今日から始められること
・朝起きたら1分、窓を開けて深呼吸
・スマホを見る前に姿勢を整える
・疲れたら「ふぅ〜」と長く息を吐く
たったこれだけで、自律神経は少しずつ整っていきます。
呼吸を意識することは、自分をいたわること。
心と体をリセットする一番かんたんなセルフケアです。
◆ 深呼吸がつくる“やすらぎの毎日”
深い呼吸ができるようになると、
姿勢が良くなり、体が軽く感じられ、心にもゆとりが生まれます。
イライラが減り、夜もぐっすり眠れるようになります。
「呼吸を整えること」は、「生き方を整えること」。
忙しい毎日の中でも、1分の深呼吸があなたを変えます。
次回は「食習慣と自律神経の関係」について、
食べ方や食べる時間が自律神経にどう影響するのかを、やさしくお伝えします。お楽しみに。
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辻佳孝