気圧の変化とめまいの不思議な関係
朝起きたら、なんだかグラグラする。
立ち上がったらふわっとして、そのままソファに座りこむ。
「目はまわってないけど、なんかおかしい…」
そんな不思議な体の感覚、感じたことありませんか?
実はそれ、「気圧の変化」が原因のめまいかもしれません。
今回は、そんな“見えない空気の力”が、体にどう影響するのかを解説しながら、対策もご紹介します。
● 気圧ってなに?どうして体に影響するの?
空(そら)には目に見えない空気がたくさんあります。
この空気は、私たちの体におしあてるような力をもっていて、それを「気圧」といいます。
晴れている日は気圧が高く、雨の日や台風の日は気圧がグンと下がります。
この気圧の変化が、体の中のバランスをとる仕組み(=自律神経)や、耳の奥(=内耳)に影響をあたえて、めまいやふらつきを感じさせるのです。
● どんな人が「気圧によるめまい」になりやすいの?
・天気が悪くなると体調をくずす人
・ストレスを感じやすい人
・睡眠が少ない人
・耳鳴りや難聴のある人
・乗り物酔いしやすい人
これらの人は、気圧センサーがとても敏感で、ちょっとした変化にも強く反応してしまいます。
● どうしてめまいが起こるの?
耳の奥にある「内耳」には、体の平衡感覚(バランス)を感じとるセンサーがあります。
気圧が急に下がると、このセンサーがうまく働かなくなり、
「まわってる?」「ゆれてる?」というような感覚が出てきてしまうのです。
さらに、自律神経も乱れて、血流が悪くなったり、呼吸が浅くなったりすると、
それが「めまい」「吐き気」「耳鳴り」などを引き起こします。
● 放っておくとどうなるの?
「そのうち治るだろう」と思っていると、
このめまいがクセになって、生活に支障が出てくることもあります。
・通勤や通学がつらい
・頭がボーっとして集中できない
・買い物や外出がこわくなる
・夜眠れなくなる
このように、気圧と体調のズレをそのままにしておくと、
心と体のバランスがどんどん崩れてしまうのです。
● 今日からできる!気圧めまいの3つの対策
️① 生活リズムをととのえよう
自律神経がよろこぶのは、「毎日同じ時間に起きて、寝る」こと。
朝起きたら光を浴びて、夜はスマホを早めにおしまいにするだけでも、体はとてもラクになります。
② 耳まわりをあたためる
気圧を感じ取る「内耳」を守るには、耳まわりをあたためるのが効果的。
ホットタオルや、イヤーウォーマー、やさしい耳マッサージなどで、血流をよくしてあげましょう。
③ 水分補給をしっかり
気圧が下がると血流がにぶくなりがちです。
そんなときは、こまめに水や白湯を飲むことで、体の中の流れがよくなり、めまいをふせぐ手助けになります。
● こんなツボもおすすめ!
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翳風(えいふう):耳の後ろ、あごの下のくぼみ
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百会(ひゃくえ):頭のてっぺん、リラックスにも効果的
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合谷(ごうこく):手のこう、親指と人さし指の間
これらのツボをやさしく押してみると、頭がすっきりしたり、呼吸が深くなったりするかもしれません。
● あなたの行動が、めまいを遠ざける
気圧の変化は見えません。においもありません。
でも、体はちゃんと「今つらいよ」と教えてくれています。
その声に気づいて、
「よし、今日は耳をあたためよう」
「ツボを押してみよう」
「早めに寝よう」
そうやって、体にやさしく声をかけるような行動が、自分自身を守ることにつながります。
● 雨の日でも、グルグルしない自分に会える日がくる
気圧の変化でつらい思いをしてきた人も、あきらめることはありません。
体は少しずつ、でもちゃんと変われます。
ツボを押すこと、生活をととのえること、深呼吸をすること。
そのひとつひとつが、自律神経を整え、内耳の調子をよくし、
ある日ふと、「あれ?今日はめまいがしないかも」と思える日がくるのです。
次回は、「ストレスと耳鳴りのつながり」についてお届けします。
「なんとなく耳がキーンとする…」そんな悩みも、ちゃんと意味があるんです。
また読みにきてくださいね
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辻佳孝
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